(引越しの)荷物をスイスに限らず国外に送付するには、税関というハードルがある。つまり、荷物が商売目的、たとえば個人輸入ではないということを明らかにする必要がある。そのためには、何をどれだけ送付するか、また送付品の価格を(中古品はそれなりの価格で記入すればよい)すべて明示しなければならない。「食料品」とか「衣料品」ではNGで、しかもフランス語か英語限定。つまり、「used jacket」「used books」という風に記入する必要がある。面倒なことこの上ない。

国際小包にはEMS(早い高い)、SAL(Surface Air Lifted; エコノミー航空便)、船便の3種類がある。また、国によって違うが、スイスの場合は30kgまで、箱のいちばん長い辺+それ以外の辺の合計が3m以内という制限がある。これはいわゆる国際小包Aといわれるもので、今回は規格いっぱいの段ボールを購入した。
今回選択したSAL便は追跡できないと言われているが、スイスと日本間ではきちんと追跡できる。今回の荷物は下図のように、

関空からスイス税関(チューリッヒ近辺)まで、15日、約2週間である。10月13日時点の問い合わせシステムでは、10月14日には到着予定と表示されていた。残念ながら到着予定の14日は不在であるので、どうすれば良いか近所の郵便局に相談に行くことにした。例によって「Inglese?」となったが、奥の方から英語ができる男性が出てきてくれ、対応してくれた。まず、局止めを提案されたが、車がないので無理である。事情を説明し、週明けの17日に配達をお願いした。
17日の午前、約束した通りに3箱、合計90kgの荷物が到着した。開けられた形跡はあったが、何も無くなってはいない。また、大きな破損もなくほっとした。

荷ほどきを終え近所のスーパーに買い物に行った帰りの道端で、いかにも自転車通勤モードの男性が「Do you receive the luggage?」と声をかけてきた。何と、英語で対応してくださった郵便局の方だった。覚えてくださっていたのである(そりゃ日本人珍しいし)。今回は荷物が来るまでハラハラしたが、最後にこんなサプライズがあるとは。ここに、日本とスイスの両郵便局の皆様に御礼申し上げます。
船便で9/19に発送した荷物も本日11/15に到着した。3ヶ月かかると言われていたがほぼ2ヶ月で到着した。