研究室メンバーで遠隔会議をしたいとき、Skype IDとかを教え合えば済むのかもしれないがちょっと違うような気がする。そこで、Moodleと親和性の高いオープンソースのWeb会議システムBigBluebuttonを試してみた。BigBluebuttonはOSをUbuntuに限定している。BigBluebuttonは様々なソフトウェア(Red5、nginx、ffmpegなどなど)の集合で、全てのディストリに対応するのは難しいのだろう。
BigBluebuttonそのもののインストールは三重大学の三島先生の記事を参考にさせていただいた。三島先生ありがとうございます。Requirementには「物理サーバ」とあるが、今回は仮想環境にインストールした。既存のMoodle側についてはプラグインを解凍し、認証キーの設定をするだけである。
この後はMoodleの「アクティビティ」に現れるBigBluebuttonを選択し追加すれば遠隔会議へのリンクが作成され、拍子抜けするくらい簡単。つまり、会議に参加する際にMoodleにログインしていれば追加の認証はなく、Moodleのユーザ名が自動で引き継がれる。つまり、MoodleのアカウントがあればBigBluebuttonで遠隔会議が可能となる。
早速、テストを兼ねて本日の研究室ゼミに東北大学からの遠隔参加を試してみたが、接続そのものとWebCamの映像の確認はできたものの、PCのデバイスの関係か、マイクが使えずNGとなってしまった。次回はMacで試してみよう。
2015/10/09追記:KUINS側で必要なポートが学外に開放されていないことが分かったので開放を申請中。
2015/10/23追記:開放が完了し、WebRTCも問題なく使えるようになった。チェックするにはbbbサーバ以下の check/ にアクセスすれば良い。
2015/12/01追記:問題なく利用できており、遠隔ミーティング、ゼミの遠隔参加など時間の有効活用ができるようになった。
サーバでは以下のポートを空けておくこと。いちばん下はUDPであることに注意![code]uep@bbb:~$ sudo ufw status
Status: active
To Action From
— —— —-
80/tcp ALLOW Anywhere
1935/tcp ALLOW Anywhere
9123/tcp ALLOW Anywhere
22/tcp ALLOW Anywhere
16384:32768/udp ALLOW Anywhere
80/tcp (v6) ALLOW Anywhere (v6)
1935/tcp (v6) ALLOW Anywhere (v6)
9123/tcp (v6) ALLOW Anywhere (v6)
22/tcp (v6) ALLOW Anywhere (v6)
16384:32768/udp (v6) ALLOW Anywhere (v6)[code]