情報倫理eラーニング教材の開発と運用における改善をまとめたものが評価されました。ありがとうございます。開発と運用にご尽力いただいている皆様、利用機関の皆様にこの場をお借りして深く感謝いたします。今後も継続的な改善を進めて行く所存です。
1 題 目
倫倫姫アップデート2015: 学認連携Moodleの利用拡大と運用の改善2 著 者
上田浩(京都大学/国立情報学研究所),中村素典(国立情報学研究所)3 選考理由
著者らは,情報倫理教育のためのコンテンツである「倫倫姫」を学認連携Moodle上で継続的に運用してきている。本論文では,コンテンツのアップデートと運用する際に問題となった点の改善点について報告している。コンテンツについては,教育の実効性を高めるため,Moodleの利用制限 (Conditional Activities) 機能を用いて総合テストのみ受講することを不可能とするよう改良した。また,教材構造を改良し,関責任者が受講記録を確認するときのシステム負荷の低減を実現した。教育の実効性と運用の効率性を高めるための有益な情報を提供しており,高く評価できる。