クラクフのフィットネス/Les Mills事情

はっきり言ってガチである。どこのフィットネスに行ってもムキムキ勢が筋トレしており、明らかに若年層がメインである(日本のように中高年の社交場になっていない!)。こちらでは「MultiSport」という、色々なジム、プールが利用できるカードが普及しており、UJでも給料天引きでカードが使えるようになる。対応施設では「We accept Multisport」という表示がある。残念ながら私はUJから給料をもらっていないので、Multisportは自腹でしか使えない。

クラクフを在外研究先にしようか検討する時、真っ先に「Les Millsプログラム」を提供しているフィットネスクラブが市内にあるかどうか調べた。東京に引っ越してから、週に少なくとも2回はBODY{ATTACK,COMBAT,PUMP}に参加し汗を流すのが習慣になり、フィットネスを通じ友人もできた。在外研究で研究環境、食生活が大幅に変わり、太ってしまうというのは許されない。また、海外のLes Millsクラスがどのようなものか興味津々で、できれば日本と同じように、クラスを通じ友達ができれば最高である。

幸い、クラクフにはLes Millsプログラムを提供しているフィットネスクラブ、My fitness Placeがあり、迷わず入会した。1ヶ月149PLNと安いものである。住まいもフィットネスに通いやすいところとした(徒歩圏内に3つ店舗があり、1つは同じアパート敷地内にある)。最初に戻るが、Les Millsなどのクラスに参加している人は少数派で、筋トレガチ勢が多数派である。

こちらのBODYCOMBATは60分で、4曲目か5曲目にマットがあるのが(45分プログラムの)日本との違いと思われる。4月から5月は、15分長いことに加え、スタジオ内の乾燥もあいまって本当に疲れた。BODYATTACKは55分で、マスタークラスの内容である。とにかくインターバルのキックが辛いが、これこそATTACKである。残念ながらスケジュールの都合で、PUMPには定期的に参加できていないが、こちらのLesMillsでいちばん人気があるように見える。

一方、Les Mills以外にもピラティス、ヨガ、ストレッチ、背中、腹筋に特化したクラスがあり充実している。ZUMBAはもちろん、日本で流行りかけているSALSATIONもあるのは驚いた。すべてのクラスはスマホアプリで48時間前から予約できる。日本のフィットネスのように予約枠などという考え方はない。2024年4月から今まで、ほぼ週1回ずつBODYCOMBAT,BODYATTACKを継続できている。

参加者のレベルは平均すると日本より高くはない。ヨーロッパ人は上田の印象では個人主義であり、コリオの左右が反対でも、あるいは下手でも全く気にしないのである。イントラやいつものメンバーとは、すぐに「Hej」と言い合えるようになった。イントラのレベルは高い。20年以上の経験があるKasia、いつも全力で決して手を抜かないJulita、ATTACK大好きBartekにいつもお世話になっている。

クラスに参加してみて、あらためて、ちょっとした声かけや笑顔が参加者のモチベーションを高めることを思い知らされた。帰国後授業をする時には同じようにしたいものである。

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