SCORM受験削除の効果

学認連携Moodleのメンテナンスの真っ最中である。今回のメンテナンスの目的の一つは、肥大したSCORM関係のデータを削除すること。MoodleはSCORM関連のデータをシステム全体のデータベースとして持っている。たとえば、

[code]
| mdl_scorm | 25 |
| mdl_scorm_aicc_session | 0 |
| mdl_scorm_scoes | 516 |
| mdl_scorm_scoes_data | 4043 |
| mdl_scorm_scoes_track | 8530377 |
[/code]

mdl_scorm_scores_track にSCORMのトラッキングデータがあるものと思われる(参照:mysqlでテーブルのレコード数を確認する方法)。これを「全てのSCORM受験を削除」する。3/1 21:26に削除を開始した。

security-learningのロードアベレージ。開始から4時間以上高負荷状態が続いていることが分かる。
security-learningのロードアベレージ。開始から4時間以上高負荷状態が続いていることが分かる。

削除開始からしばらくした時の状態。増えているが一時的なトランザクションのためであろうと推察する。

[code]
| mdl_scorm | 25 |
| mdl_scorm_aicc_session | 0 |
| mdl_scorm_scoes | 516 |
| mdl_scorm_scoes_data | 4040 |
| mdl_scorm_scoes_track | 8855805 |
[/code]

削除後

[code]
| mdl_scorm | 25 |
| mdl_scorm_aicc_session | 0 |
| mdl_scorm_scoes | 454 |
| mdl_scorm_scoes_data | 3345 |
| mdl_scorm_scoes_track | 171273 |
[/code]

およそ1/50に削減できたことになる。なお、4コアサーバで同様の操作を行ったときは最後のクエリ投入まで16分で完了した(実行時間は不明)が、security-learning(2コア)ではクエリの投入だけで47分、実際の実行に4時間以上かかっていると推定され、データベースはスケールアップが効果的ということを実感した。

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カテゴリー: LinuxMoodle

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