Too much university or not?

タグクラウド形式でコメントを可視化したもの。まだまだ改善の余地がある。
タグクラウド形式でコメントを可視化したもの。まだまだ改善の余地がある。

11月末に研究紹介をこちらのボスを含む皆の前ですることになり、11月はそれなりに準備に追われていた。内容はここ数年取り組んでいる情報倫理オンラインコースの取り組みである。しかしながら、

  • 教員が業務にかかわっている
  • 大学生に情報倫理教育を行う

ことについて、あまり理解があるとは思えないので、その点について重点的に話すことにした。これも「Cultual difference」のひとつということで、研究室で取り組んでいる「Localization」と関連があるかもしれない。

前者については、これまで3つの大学で業務にかかわってきたこと、それぞれの大学における業務ハイライトを紹介した。ひとつめの通研ではネットワーク管理の業務のかたわらネットワークトラフィックの解析を行ってきたこと、次の群馬大学でも研究を進めつつ、FTTDやシングルサインオンの企画管理と構築に携わったこと、京都大学では教育端末系にかかわってきたことであり、ずっと有能なテクニカルスタッフと共に仕事してきたことを強調した。

後者については、日本とスイスの教育制度の違い、特に人口あたりの大学数から、日本にはスイスのほぼ2倍の大学があり全入状態になっていることから、情報倫理教育を行う必要があるというロジックとした。もちろん、これだけをもって、Too much universityと断ずることはできない。しかしながら、「すべての県にひとつずつ国立大学を」という横並びの文化があるのではないか。

その後、本題であるオンラインコースの取り組みについて話した。手始めに、3年間に寄せられたコメントからキーワードを抽出し、その頻度をタグクラウドにして、どのようなユーザからの評価を受けているか分析を試みた。

  1. Moodleのデータベースからオンラインテキストのデータを抽出する。余分なタグを除去するため入れ子になっている。

    [code]SELECT REPLACE(REPLACE(REPLACE(REPLACE(REPLACE(REPLACE(REPLACE(`onlinetext` , ‘\r\n’ , ”), ‘<p>’, ”), ‘<span>’, ”),'</span>’,”),'<h1>’,”),'</h1>’,”),'<pre>’,”) FROM `mdl_assignsubmission_onlinetext` where `assignment` = X[/code]

  2. TinyTextMinorでキーワードを抽出する。
  3. ExcelにE2D3プラグインをインストールし、「Word Cloud」で可視化する。

皆「分かりやすかった」と言ってくれたので一段落といったところ。ようやく研究室の一員になった気がする。やっとスタートを切ることができた。

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