ベルニナ急行

終点のTiranoにて。少々お疲れ?

スイスを代表する観光路線のひとつを踏破してきた。在住者がこのような観光路線に乗車するのは簡単に思えるかもしれないが、実は経路をどうするか、つまり往復するか無理矢理一筆書するのかが悩みの種である。単に往復するのは面白くないかもしれないし、一筆書きは時間の制約で困難になるかもしれないからである。

それはさておき、ベルニナ急行は一般的にSt. MoritzからイタリアのTiranoまでとされており、St. Moritz以北は氷河急行ということになっているが、公式Webでは氷河急行の一部とされるThusis, Churを含む路線を予約できる。運賃は乗車券のほか、座席予約のため10CHFが必要となる。乗車券については今回、ローカルコムーネ発行のフレキシカードという在住者向けの一日券(40CHF)を購入した。

前述したが、どうやってルガノからベルニナ急行の始点まで行くかというのが問題となる。地図とにらめっこしてThusisまで行くのが良いだろうということになったが、これが大正解で、BellinzonaからThusisまでのバスからの景色が素晴らしかった。

スイスでは黄色いAutoPostaleが長距離バス路線を担っている
山間部をオートストラーダを使い抜けていくが、集落ごとに降りて乗客を拾っていく

Thusisからは9:30にBEXに乗車した。よく見ると、「Glacier Express」と書いてある車両も連結してあり一体化していることをはじめて知った。

Thusis駅にて。行き先がSt.MoritzとなっているがSt.Moritzに停車した記憶はなく、Tiranoまで直通だった
車内はこのように上までガラス張りになっていて抜群の眺望が楽しめるはずだが、当然窓を開けることはできない…ベルリナ急行には座席指定がなく窓を開けることができる一般車両も連結されている(急行と呼んではいるが)ため、写真を撮影するのであればそちらに乗車するのも良いと感じた。
写真では判りづらいが氷河が見える…
Tirano手前のループ橋

Luganoを早朝6:00に出発してTiranoに到着したのは13:00とそれなりの長旅だったが、全く飽きなかったのはやはり天候に恵まれ景色が素晴しかったからである。

Tiranoは観光地化されていないこじんまりした街であったが、ゴミゴミしてはおらず一泊するには悪くない。イタリアなのですべてのコストがスイスの半額というのも素晴らしい。一泊後ミラノに寄りルガノに戻るという一筆書きコースを取ることができ、今回の小旅行は満足度高であった。

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