スイスでの銀行口座開設

紆余曲折の後ようやく
紆余曲折の後ようやく…。小銭はこういうケースに入れ、50枚であれば預入れできた。

ようやく開設できたのでその経緯をメモしておく。もんじゃさんの記事がたいへん参考になった。

スイス入国後すぐにルガノのRaiffeisenに行き、口座を開きたいがどうすれば良いかと窓口で告げると「ここに住んでいるのか」「ビザは」と聞かれた。その時はまだ滞在許可証がなかったので、発行確認書を見せたところ「それではダメ」という反応だった。また、アポイントメントを取るようにとも言われ名刺を受け取った。こんなはずではなかったとその足でUBS銀行に行き、口座を開きたいと申し出た。日本とスイスの間のビザ不要の取り決めについても主張したが、やはり滞在許可証が必要とのこと。

当初Raiffeisenにしようと思った理由はATMが自宅近くにあったからであるが、色々調べていくと、基本的にスイスの銀行は口座維持手数料が必要とのこと。たとえばこのEnglish forum Switzerlandの書き込みによれば、いわゆるスイスのゆうちょ銀行にあたるPostfFnanceでも預金残高が7500CHF以下になると月々5CHFかかる。一方、UBS銀行であれば最初の一年間は無料である。私の滞在は一年なので問題ない。

滞在許可証を11月後半に受け取ることができたので、すぐにUBS銀行で口座開設をお願いした。日本とは趣が違い、基本はアポイントを取ってコンサルトを受け、開設という流れのようだ。アポイントを取るにはWebから「コールバックしてくれ」というフォームを送信するとしばらくするとコールセンターから電話がかかってくる。通常はここで日程調整をするのだが、「ここ数日ルガノの支店は忙しいので直接行ってくれ」となった。何のためのコールセンターなのか…。

窓口に行きその旨伝えると、20分後にアポイントを取ることができた。コンサルトに必要(コピーを取られた)書類は以下の通り:

  • パスポート
  • 滞在許可証
  • 京都大学からの派遣経費負担証明書
  • USIからの招待状

コンサルタントは英語が通じるので特に問題なく手続きを進めることができた。数日してデビッドカードを兼ねたキャッシュカードが送付されてきた。

スイスで生活する上で銀行口座が必須というわけではない。日本のクレジットカード(VisaかMaster)が問題なく通用するし、現金が必要であれば国際キャッシュカードやキャッシングを利用すればよいからだ。今回は友人から譲り受けた大量のスイスフランの小銭があり、それをどうにかする必要があったことと、生活費をまとめて国際送金した方が良いと判断した。少額であれば金額に比例した(上乗せ)手数料で済むキャッシング、まとまった額であれば固定金額の振り込み手数料で済むであろう国際送金が良い。もちろん、両替をどうするかが問題であるが、それについては機会があれば稿を改めたい。

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