2017年最初のポストなので2016年を振り返っておくことにする。

RapidMinorの記事からはじまり、学認連携Moodleの運用のベタな話が続き、その後はほぼ10月からの在外研究の準備にリソースが費やされた。他にも業務関連では、教職員用メールシステムの検討にもかかわることができ、良い経験になったと思う。記事にはしなかったが、大学ICT推進協議会 2016年度年次大会の準備にも奔走した。その途中の10月からはスイスのルガノに移動したが、銀行口座開設、医療保険の手続きなど、生活環境を整備するのに年末までかかった。ようやく2017年から本気出すというものではないが、徐々にペースが掴めてきていると思う。
3ヶ月のスイス生活の雑感を挙げるとすると、小さな多文化国家の優位性をいつも見せつけられていると要約できる。その他の雑感としては:
- 物価は確かに高いが、生活環境は快適でレベルが高い
歩道や公園をCitta di Luganoの職員さんがきちんと掃除している(お掃除マシーンみたいな乗り物もある)。郵便は信頼できるし、特にSwiss PostのWebシステムは素晴しい。バスは定時運行で、カントンティチーノ全体で鉄道とバスの料金体系が統合されている。 - コーヒーが安く高品質
といってもエスプレッソが主流である。どんなスーパーにもバールのようなものがあり、そこではセミオートマチックのエスプレッソマシンがある。決してカップを置いてボタンを押せばおわりというやつではない。日本と同じようなドリップコーヒーを淹れようと日々努力してはいるが、水がそもそも違うので難しい。 - 英語はあくまで4th languageで街中ではあまり通じない
definitely って言っても「は?」っていう感じになる。こっちの発音が悪いからかもしれない。of course は通じる。 - 基本的に「世界 = ヨーロッパ」のことである
極東の小さな島のことなんてスシ以外ほとんど知られていないというのは言い過ぎかもしれないがそんなものである。しかし、日本人に対するイメージは悪くないように感じる。 - 受動喫煙がひどい
建物内禁煙なのは良いが、戸外では喫煙OKのため、歩いているとかなりの煙害に遭うことになる。これはほんとうに困る(一方、マスクをしようものならテロリストか医者かという話になる)。 - 日曜日がほんとうに休み
ほぼすべてのスーパーや商店が休業。恐らく家族で過ごす日という認識なのだろう。