突然ThinkPad X1 Carbonが起動しなくなってしまった。幸いデータはすべてNASなどに保存しているためダメージはない。しかし文鎮になるのは問題なので、修理を依頼しようとこちらのコンタクトセンターで電話することにした。私のThinkPadは幸い保証期間内で、IWSハードウェア国際保証サービスが付帯していたため、海外でサポートを受けることができた。これだけでもThinkPadを選んだ意味があるというものだ。
ただ、例によって一筋縄では行かなかった。まずシリアル番号を何度言っても「Wrong」「Not correct」とフランス語なまりの英語で返される。特に「L」はさいごまで認識してもらえなかった。ちょっと笑ってしまったのが、日本と同様、文字列の復唱に「ローマのR」「イタリアのI」などと一文字ずつ確認するのだが、「8」について「eight, infinity」と返されたことだ。これには受けてしまった。
このようなやり取りを経て、まずはバッテリー切り離しリセットをするよう指導を受けた。しかし、トラディショナルなThinkPadとは違い、X1 Carbonは内蔵バッテリーのみである。サポート嬢曰く、リセットスイッチというものがあり、10秒押すとバッテリー切り離しと同じになるそうだ。今回はこれで解決した。